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目的・必要性

2013年に設置された総合生存学館(思修館)は、現代社会が直面している様々な社会的問題を学際融合的なアプローチで解決し、より持続的でより幸福な地球社会へと導くための総合生存学を確立するとともに、有為なグローバル人材を育成している。2015年に社会をより良い方向に変革していくことを目標にして、持続可能な開発目標(SDGs)が国際的な合意となった。日本政府は、2016年5月の閣議決定により持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を設置し、全省庁的取り組みを行っている。SDGsは、京都大学のミッションである「地球社会の調和ある共存に貢献する」及び総合生存学の確立とも軌を一にするものであると言える。こうしたことから、全学機能組織である総合生存学館内に国立大学として初めての「ソーシャルイノベーションセンター」を設置し、SDGs等の社会変革・地球規模課題への学術面からの貢献を図ることとした。全学的な立場からSDGs実現に向けて研究教育を推進し情報発信する体制を整備し、本学が世界に開かれた大学としてのブランド力を高め、優れた学際融合研究を推進する。

取組内容

ソーシャルイノベーションセンターは、これまで総合生存学館で培ってきた総合生存学の概念及び新しい研究の萌芽をさらに発展させ、部局間連携、共同利用のセンターとして、学際融合的な実践的研究、人材育成及び社会貢献活動を実施するものである。学際融合的研究分野として、地球社会の持続可能な発展に重要な生存基盤資源分野、すなわち、水・エネルギー・食料・生態系などはもとより、新しい研究領域として、ブロックチェーン、有人宇宙、ウェルビーイングに関する先導的研究も併せて行う。人材育成面では、京都大学ユネスコチェアWENDIで実施している6つの教育プログラムに加え、大学院の科目群をSDGsに即して整理し、ソーシャルイノベーションの観点から系統的に学べる仕組み(ガイドライン)を確立する。また、本学各部局で行っているSDGs関連の活動を集約し、京都大学の取り組みを広く国内外に発信する。本学の成果をもとに、企業人、省庁・自治体や一般市民を対象としたセミナーを定期的に開催し、産官学連携及び社会連携の実を上げる。

水・エネルギー・防災研究領域(領域長 寶馨)

(SIC水・エネルギー・防災研究領域・UNESCO Chair WENDI)

京都大学ユネスコチェアWENDIと協力して、地球社会の持続可能な発展に重要な生存基盤資源分野、すなわち、水・エネルギー・食料・生態系及び防災などに関する教育プログラムと、世界遺産、ジオパーク、エコパークを活用した国際共同研究を実施する。

ブロックチェーン研究領域(領域長 池田裕一)

(SICブロックチェーン研究センター)

非中央集権的でオープンな情報システムを構築するブロックチェーン技術の数理的な研究を行い、学館のカリキュラムの一つであるPBR(プロジェクトベースリサーチ)の一形態として学生との協働でグローバル問題の解決策の社会実装に展開する。

有人宇宙学研究領域(領域長 山敷庸亮)

(SIC有人宇宙学研究センター)

月・火星における有人宇宙探査、居住のための宇宙建築、宇宙での資源開発(樹木・木材利用を含む)を行い、宇宙開発におけるノウハウを地球環境改善に役立てる。

ウェルビーイング研究領域(領域長 積山薫)

(SICウェルビーイング研究領域センター)
ウェルビーイング(心の健やかさ・柔軟さ・生きがい)を向上させる要因を、社会的交流に焦点を当てながら様々な人口特性集団について明らかにし、ウェルビーイングを向上させる実践的な取組みも行う。


 

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